“苦”脳からの解脱ヴィパッサナー瞑想の効果とやり方

心・メンタル

一度自分が苦しい時にやって頂きたい、幸福を感じることが出来る自分になれる瞑想です。科学的にも効果があると考えられている瞑想で、簡単ではありますが幸福を感じやすい脳の解説をしてから、ヴィパッサナー瞑想の説明をしたいと思います。

では、まずは幸福な脳の話から!

1.幸福な脳は利他的

幸福感の数値の高い人ほど右脳の頭頂部の内側にある「楔前部」(けつぜんぶ)の体積が大きく、幸福感の数値の低い人ほど小さいことが明らかになったことが、京都大学医学研究科お佐藤弥准教授の研究チームから報告されています。また、利己的な人はこの「楔前部」の体積が小さいと言われています。

つまり、“利己的であることを止める(楔前部)の体積を大きくする”ことが最も幸福になりやすいと言えます。

2.利己的な自分を止めることはできる

自分を殺して、他人のために生きるなんて嫌だ!という方もいらっしゃると思います。

では、自分の人生で最も重要なことは何でしょう?

もし宜しければ、下記のノートの中のテンプレートを使って、自分の人生で最も重要な言葉を探してみて下さい。それは、きっと自分の力だけで成せることではないと思います。

世の中全ての人が自分以外の人を考えることが出来る人とは言いません。アダムグラント著:”GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代”によると、ギバー:与える人、マッチャ―:損得のバランスを取る人、テイカー:奪う人は以下の割合で存在します。

・ギバー:与える人          25%
・マッチャー:損得のバランスを取る人 56%
・テイカー:奪う人          16%

つまり、多くの人は与える若しくは損得のバランスをとることが出来る人で、他人と良好な関係を築ける人で、利己的な考え方から脱却できる可能性が高い人が多いと言えます。

しかし、自分が苦しい時、誰かに傷つけられたとき等、利己的な気持ちになってしまうことがある。そんな苦しい時、幸福で利他的な自分を取り戻すために行うのがヴィパッサナー瞑想です。

3.ヴィパッサナー瞑想のやり方

では次に肝心のヴィパッサナー瞑想のやり方です。

以下の1~4を10~20分で行います。

1.リラックスして椅子に座る
まずリラックスして椅子に座ります。

2.背筋をまっすぐ伸ばす
背骨を意識してまっすぐにする。背筋を延ばすような感じ。自分の背骨の部分に棒が通っているようなイメージをする。

3.意識を体にむけて、体の重さを感じる
意識を体全体に集中して、自分の体の重みを感じる。
右手の重みを感じる。
左手の重みを感じる。
右足の重みを感じる。
左足の重みを感じる。
椅子に座っているお尻の重みを感る。
体がぜんぶお尻の下の地面に乗ってるなって感覚をイメージする。
意識を体に向けて、体の重さを感じて重力を感じるイメージです。

4.目を閉じ、次の言葉を唱える

私は幸せでありますように
私の悩み苦しみがなくなりますように
私の願い事が叶えられますように
私に悟りの光が現れますように

私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の親しい人々の願い事が叶えられますように
私の親しい人々に悟りの光が現れますように

生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願い事が叶えられますように
生きとし生けるものに悟りの光が現れますように

私の嫌いな人々も私は幸せでありますように
私の嫌いな人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々の願い事が叶えられますように
私の嫌いな人々にも悟りの光が現れますように
私を嫌っている人々も幸せでありますように
私を嫌っている人々の悩み苦しみがなくなりますように
私を嫌っている人々の願い事が叶えられますように
私を嫌っている人々にも悟りの光が現れますように

生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように

いかがでしたでしょうか?1週間~10日継続するすることで鬱が改善された方もいらっしゃるとのことです。ぜひお試しください!

より効果的な歩行瞑想という方法もります、また次回!

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